2011年8月19日金曜日

Eat Pray Love 【食べて 祈って 恋をして】

2010年のアメリカ映画。
エリザベス・ギルバートによる“食べて、祈って、恋をして~女が直面するあらゆること探求の書”を原作としたドラマ映画。
監督は、ライアン・マーフィー
出演はジュリア・ロバーツハビエル・バルデムジェームス・フランコなど。



あらすじ
ニューヨークでジャーナリストとして活躍するエリザベス(ジュリア・ロバーツ)は、離婚と失恋を経た後、すべてを捨てて自らを探す旅に出る。イタリアでは食の快楽を追求し、インドのアシュラムでは精神力を高めるべくヨガと瞑想(めいそう)に励む。そして、最後に訪れたインドネシアのバリ島では、彼女の人生を大きく変える出会いが待っていた。




舞台は、イタリア・インド・バリ。色んな国ならではをエンジョイしております。
はっきりいってストーリーはどうでも良い感じです。
観ていてただ単に、イタリアのピザ美味しそ~とかインドでの瞑想か~とかバリのウブドの風景を期待していたのですが、こんな感じで撮影ですか~・・とかそんな感じでした。
ちょいと悔い改めながらの楽しい旅行記。
あ、でもバリでのジュリア・ロバーツの服がとても可愛かったです。
ただそれだけです・・・。
個人的に、ニューヨーカーのイメージダウンの映画のような気がしましたが、女性が観たら単純に楽しめる映画って事で。私は正直微妙でしたが。。失礼。
恋愛相手が、ハビエル・バルデムっていうのも、なんか意外でした。
彼って本当雰囲気がありますよねっ。素敵です。


おすすめ度 ★★☆☆☆





2011年8月15日月曜日

Menace II Society 【ポケットいっぱいの涙】

1993年のアメリカ映画。
監督はヒューズ兄弟。双子の兄弟です。
出演はタイリン・ターナーラレンズ・テイトなど。
ウィル・スミスの奥さんジェイダ・ピンケットや、サミュエル・L・ジャクソンなども助演しています。
当時監督は弱冠二十歳での映画づくり。
アフロアメリカンの監督は若くして監督になることは珍しくないそう。




あらすじ
麻薬取り引きのトラブルで父親を亡くし、ドラッグの過剰摂取で母親を亡くしたケインは、ワッツ地区の祖父母のもとで育てられた。“殺られたら殺りかえす”という、日常的に人の死に直面せざるを得ない環境で18歳までなんとか生き延びてきた彼だったが、友人の殺人現場に居合わせた事から、次第に悲劇に巻き込まれてゆく……。




邦題がなぜ【ポケットいっぱいの涙】なんだろう。映画の中身とタイトルが全然しっくりこないです。。。
ブラックムービーといえば、これは観なくちゃね・・・。
ラッパーなどがこういったアメリカの黒人社会での生活を生き抜き、メッセージを発信したりしていますが、これもその一つだと思います。
舞台は暴動でも有名になったLAのワッツ地区。
残虐な暴力シーンが多い映画ですが、ただそれだけではなく心に残るメッセージ性も強く感じる映画です。
アフロアメリカンコミュニティーの現実を色濃く描いています。
“殺し”という事が、頻繁に起きている日常の中でそれが生きていく為には当たり前の手段となってしまう。
スラムの生活がとてもよく見えます。
音楽もかっこ良いので、サントラもお勧め。
まだ観ていない人は観て欲しい映画です。




おすすめ度 ★★★★☆


 


2011年8月10日水曜日

The Heart Is Deceitful Above All Things 【サラ いつわりの祈り】


2004年のアメリカ映画。作家JTリロイの自伝的小説を映画化。
監督はアーシア・アルジェント。監督・脚本・出演をしております。
出演はアーシア・アルジェントジミー・ベネットピーター・フォンダなど。
実話とされていたこのストーリーですが、実際はフィクションだったようです。
母親役・息子役も本当のお話のように思えるほどに、役がはまってました。



あらすじ
里親と暮らす少年ジェレマイアは、ある日突然実母サラのもとへ引き戻される。自由奔放で、トラックの運手飲酒相手の娼婦として働く若い母親サラは、ジェレマイアを破天荒な旅へと連れ出す。トラックでの放浪、次々と変わる同棲相手。社会からドロップアウトした大人たちに囲まれ、母親に振り回される日々。それでもサラを愛し、サラと一緒に生きることがジェレマイアの望みだった・・・。




気分が悪い時には観ない方が良い映画です。
始まりから終わりまで、かなりきついストーリー・映像なので、苦手な人は始まって10分で映画を消してしまいそうな感じ。
ため息が出てしまう程に、痛々しすぎる内容で疲れ果てました。
今まで観た中で1番胸が苦しくて嫌になった映画。最後までよく観たな・・自分。
糞最低な母親で、子供があまりにも、本当に可哀相すぎます。
母親も母親で、親からの愛情を受けずに育ってしまったが為に、息子への愛情の注ぎ方がわからない。それにしてもやりすぎ。
男・酒・ドラッグ・売春・性的虐待・暴力・・・、強烈です。
息子のジェレマイアは次第に母親として受け入れていくのですが、それを母親の愛情ととってしまう。。悲しすぎる。
これを親子愛というならば、理解に苦しむ。
世の中にはいろんな人が居て、いろんな生き方があるけれど、コレはもう救いようのない生き方だと個人的に思う。絶対にこんな人間になりたくはない。
でも、この映画、なにか引き込まれる魅力がありました。
実話ということが頭にあったからかもしれません。でもフィクションだったっていう・・・。
でも実話だったら個人的に★4つくらいの作品。



おすすめ度 ★★★☆☆





2011年8月4日木曜日

髪結いの亭主

1990年のフランス映画。
監督はパトリス・ルコント
出演は、ジャン・ロシュフォールアンナ・ガリエナなど。
82分と短めなシンプルで濃いラブストーリーです。



あらすじ
ある日、美しき髪結いマチルド(アンナ・ガリエナ)のいる理髪店にふと立ち寄ったアントワーヌ(ジャン・ロシュフォール)は、マチルドに唐突にプロポーズする。そして、マチルドとアントワーヌは結婚する。少年時代からの夢をかなえたアントワーヌは、マチルドのそばで濃密な日々を送るようになる。




フランスの映画は、愛の表現が素晴らしいのが多いですね。
穏やかな色あいで、風景などとても美しい映像です。
シュールで官能的な作品です。
アラブ民族のような音楽も良いです。
主人公のジャン・ロシュフォールの純粋な演技。彼の踊りは必見です。
(思わず笑ってしまうダンスです!!)
そして女性理容師を演じるアンナ・ガリエナは美しく、息を飲むような妖艶さで、色気が半端じゃないです。
ストーリーとしては、この映画はずばり“”です。
二人の愛はとてつもなく深い。
誰も、何も、いらない。二人だけの世界。
愛しすぎて、愛を失う恐怖に変わって・・・。
彼女なりの愛の決断はとても衝撃的。
愛情に満ち溢れた幸せの絶頂のまま、時間を止める方法。
それほどの愛情を、彼女は感じていたのでしょうね
もう究極の愛情ですね。観終わったあとジワジワと考えさせられました。
オンナとして、人間として、共感出来る部分もあり、憧れる部分もあり。
悲しくも美しい愛の世界です。



おすすめ度 ★★★★☆

2011年8月3日水曜日

素粒子

2006年のドイツ映画。ミシェル・ウェルベックの同名小説を映画化。
監督はオスカー・レーラー。
出演はモーリッツ・ブライブトロイクリスティアン・ウルメンフランカ・ポテンテマルティナ・ゲデックなど。
小説も読んでみたいな~と思う映画でした。



あらすじ
親の愛を知らずに育ち、正反対な人生を歩んできた異父兄弟が辿る皮肉な運命を、過激な性描写を盛り込み痛烈に描き出す。20世紀末のドイツ。異父兄弟のブルーノとミヒャエルは、性に奔放な母に養育を放棄され、正反対の人間に成長していく。国語教師となった兄ブルーノは、妻子がありながら性的衝動を抑えられず女性を求めて彷徨い続ける。一方、弟ミヒャエルは女性に関心を持てぬまま学究に没頭する。やがてそんな2人に転機が訪れ、それぞれに本当の愛に巡りあうのだが…。




邦題が“素粒子”というしっくりこないタイトルなのであまり観る気がしなかったのですが。
内容が深いのだかなんだかわからなかったです。
兄役のモーリッツ・ブライブトロイの変態な演技がとてもつもなくリアルでした。
本当に演技派な俳優さんだな~と思いました。
70年代の正反対な異母兄弟の全く違う愛、性に対して描いている物語です。
うーん。この異母兄弟ふたりがほんとにキモイのです。失礼。
ややアブノーマルなシーンが多いですが、笑える所もあり展開が読めず・・です。
(笑えないかも?私は笑ってしまいましたが。。。)
ラスト、兄弟は愛に辿り着きます。
二人とも悲しくもハッピーエンドに終わる結末なのですが・・。
月並みなハッピーエンドじゃないところがまた良いです。
他人がどう思われようと自分が幸せに生涯が終われるなら本望。
しかし、海でのラストシーンはあんな向きに座っているのだろうか?
突っ込みどころが多い映画ですな。




おすすめ度 ★★★★☆

2011年8月1日月曜日

Buffalo '66

1998年のアメリカ映画。
監督はヴィンセント・ギャロ。監督、出演、脚本、音楽までも4役こなしています。
出演は、ヴィンセント・ギャロクリスティーナ・リッチアンジェリカ・ヒューストンなど。
映画好きなら、ファンが多い映画だと思います。



あらすじ
刑期を終え、出所したビリー(ヴィンセント・ギャロ)は、故郷に帰ろうとしていた。だが彼はこの5年、自分は政府の仕事で遠くへ行っていると両親に嘘をついていた。しかも、妻までいるという嘘まで。ビリーは、妻を両親に紹介するハメになってしまった。切羽詰ったビリーはダンス教室でレッスン中だったレイラ(クリスティーナ・リッチ)を拉致し、両親の前で妻のフリをするよう脅す。渋々了解したレイラと共に家へと急ぐビリーだが、彼の真の目的は、両親でもない「ある人物」に会うことだった・・・。




この映画は大好きでもう何回も観ているんですが、最近また観直したのですが、やっぱり良い!
映像、音楽、ストーリーが最高です。
ヴィンセント・ギャロの独特な映画の描き方が本当にツボです。
映像はグレーを基調にしていて最初から最後までスタイリッシュです。
主人公のビリーのキャラクターも凄く好きで、外見とは裏腹にウブで真面目なビリーが変なんだけど、可愛いです。
レイラ役のクリスティーナ・リッチはこの映画ではかなりムチムチボディ!それがまた可愛いくて良いです。
あんなど派手なメイクにレオタード姿でもいやらしくないんですよね~。
「HOT CHOCOLATE」の言い方が可愛すぎる・・。
そしてビリーの父親と母親もオカシ過ぎて、笑えます。
ビリーの父親がフランク・シナトラの“Fools Rush In”を歌うシーンであったり、レイラがボーリング場でのタップをダンスのシーンなど、見どころが満載です。
あらゆる愛を知らなかったビリーが愛に目覚めます。
観れば観るほどハマってしまう映画です。
最後のベッドシーンでのビリーの甘えは母性に直撃します。
ラスト、ストリップでの映像と音楽最高です。




おすすめ度 ★★★★★

2011年7月30日土曜日

FIDO 【ゾンビーノ】

2006年のカナダ映画。B級ホラー・コメディです。
監督はアンドリュー・カリーというお方。
出演はキャリー=アン・モスビリー・コノリーディラン・ベイカーなど。
原題の【FIDO】は、アメリカやカナダで王道なペットの名前らしいです。日本ではポチ的な感じでしょうか。




あらすじ
のどかな田舎町ウィラードでは、ゾムコン社によって開発された特殊な首輪着けられたゾンビが、人間によって飼われていた。そんな状況に違和感を覚える少年ティミー(クサン・レイ)だったが、ある日、ご近所の目を気にする母ヘレン(キャリー=アン・モス)の主張により、彼の家でもゾンビ(ビリー・コノリー)を飼うこを決めた。




B級映画とはいえ、母親役がマトリックスシリーズでヒロインを演じたキャリー=アン・モスです。
この映画、人間がゾンビをペットにするというなんとも斬新な設定。
1950、60年代の設定のようで、とてもレトロな雰囲気の映像。
(車に乗って走るシーンでは背景と車がわざとに別だったりと、古めかしく描いています。)
映画には全員が白人出演であり、有色人種は全く出ていない。
当時の社会を徹底した設定の模様。
有色人種=ゾンビっすか・・?
ゾンビ映画だけにグロイシーンが少々ありますが、さほど気持ち悪くないです。
首輪をつけられ、メイドのようにコキを使われるゾンビ。(可哀相・・)
皆、ゾンビ役が上手で、本当のゾンビに見えてきます。
B級映画が好きな人には楽しめる映画なんじゃないかな、と思います。
たまにこうゆう映画も観たくなります。


おすすめ度 ★★☆☆☆

2011年7月27日水曜日

Blast From The Past 【タイムトラベラー きのうから来た恋人】

1999年のアメリカ映画。
監督はヒュー・ウィルソンという方。
出演はブレンダン・フレイザーアリシア・シルヴァーストーンクリストファー・ウォーケンシシー・スペイセク
個性的で豪華なキャストによるラブコメディです。



あらすじ
1962年のある晩、勘違いから危険を感じた発明家のカルヴィンは、身重の妻を抱えて地下シェルターへと避難した。やがて妻は可愛い男の子、アダムを出産。アダムはシェルターの中ですくすくと成長してゆく。そして35歳となったアダムは、必要に迫られ地上へ出る覚悟をするが・・・。





母から勧められたこの作品。久々に観てみました。
一風変わったラブコメディですが、発想が斬新で面白い展開です。
1人1人のキャラクターが個性的に描かれていて、キャストもピッタリです。
ブレンダン・フレイザー、やけに田舎臭い格好が似合うわね。
主人公のアダムが古き良き時代な育ち方をしていて、世間知らずだけど素敵。
今の世の中こんな男性いるのかしら?なんて思いながら観ていました。
個人的にツボだったのが、母親の隠れヒステリックぶり!笑えました。
クラブでのダンスシーン、完成度が高くてびっくりです。
そして父親のイカレた危機管理能力の高さには脱帽。
この両親役の二人、そんなに多くは出ないけど最高です。
笑いありで、軽く観れて、ほんわかとします。
ハッピーなエンディングで単純に楽しめる作品でした。
タイトルがB級映画の匂いを漂わせていますが、面白い映画です!




おすすめ度 ★★★★☆




2011年7月22日金曜日

Match Point

2005年のイギリス映画
監督はウディ・アレンです。
出演は、ジョナサン・リース=マイヤーズスカーレット・ヨハンソンエミリー・モーティマーなど。
ラブ・サスペンスというよりはヒューマンドラマだと思います。
そして、スカーレット・ヨハンソンの色気が半端じゃないです。



あらすじ
元テニス選手のクリスは、大金持ちの御曹司トムと親しくなり、彼の妹クロエと結ばれる。そんな彼の前に、妖艶なアメリカ人女性ノラが出現し、次第に彼女の魅力の虜になっていくが…。



ロンドンが舞台の映画です。意外と面白かった!
この映画は、“”がテーマです。
愛、金、地位・・欲望と運に翻弄される男の姿を描いています。
男ってやつは・・・と、若干イラつく部分はありましたが。
男性視点と女性視点でだいぶ変わる映画なんじゃないかな?と思います。
愛人役スカーレット・ヨハンソン綺麗すぎです。奥さん役のエミリー・モーティマーも美しい!
正反対な二人で良い感じでした。
(途中昼ドラばりの展開にはらはらドキドキです。)
二人の女性に対する愛を、主人公のクリスが【と【愛欲】という言葉を使って表現していましたが、まさにピッタリだなと納得してしまいました。。。
ラストは火遊びに夢中になりすぎて取り返しのつかない展開になるのだけれど、果して運が良かったのか悪かったのかはわかりません。
濃い人間ドラマが描かれていて、個人的には好きな映画です!



おすすめ度 ★★★★☆



ウディ・アレン監督の作品は前にも紹介しています。

2011年7月19日火曜日

Black Snake Moan 【ブラック・スネーク・モーン】

2007年のアメリカ映画。
監督は、クレイグ・ブリュワーという方。
出演は、サミュエル・L・ジャクソンクリスティーナ・リッチジャスティン・ティンバーレイクなど。
意外な俳優さんの組み合わせでなかなか面白かったです


あらすじ
アメリカ南部の田舎町。畑仕事をしながら静かに暮す元ブルース・ミュージシャン、ラザラスはある朝、道端で血だらけになって倒れている若い女を拾った。子供の頃の虐待の影響でセックス依存症となっていた彼女は、恋人のロニーが入隊したため、孤独に耐えられなくなりドラッグと酒に溺れ、男に殴られたのだった。彼女を家につれて帰り看病するラザラスは、逃げないようにと太い鎖を彼女の体に巻くのだった。




この映画、性依存症が主な話だと思っており、エロス映画と勘違いしておりました。
思っていたより、全然アダルトな感じではありません。
現代に多い、虐待や精神障害などが描かれていますが、そんな重い感じではありませんでした。
かなり手荒に更生しようとする様がオイオイ・・・と思うような感じでしたが、このキャストのおかげでまあ、そんな嫌な気もせず観れました。
(でも、女性を鎖で軟禁するのはオカシイだろ・・)
クリスティーナ・リッチの体を張った演技に注目です。
その中で、ブルースがちょくちょく入ってきます。サミュエル・L・ジャクソンやはりお上手です。
渋い声で歌いあげている姿に惚れそうです。
クリスティーナ・リッチも最後の方で『This Little Light of Mine』を歌うシーンは可愛くて好き。
(しかも意外と上手!)
そしてジャスティン・ティンバーレイク、演技も出来るんですね~。ビックリです。
こんだけ音楽入ってくるなら、ジャスティンも歌ってくれたらよかったのにな~なんて。
病気は完治しないけれど、最後は愛の力でで乗り越えていこう。というハッピーでもなくアンハッピーでもない感じなのが、良かった気がします。
こうゆう類の映画が結構あるので、現代に溢れている病気なんだなと、改めて思いました。
最後も鎖ですか・・。というのが個人的に嫌です。




おすすめ度 ★★★☆☆

2011年7月17日日曜日

An Unfinished Life

2005年のアメリカ映画。日本未公開作品。ヒューマンドラマです。
監督はラッセ・ハルストレムです。ギルバート・グレイプ、ショコラなどの監督さんです。
出演は、ロバート・レッドフォードジェニファー・ロペスモーガン・フリーマンなど。
豪華キャストで、良いお話なのに日本未公開とはちょっとビックリ。




あらすじ
恋人の暴力に絶えかね、11歳の娘グリフを連れ、亡き夫の父アイナーを頼って彼が営むワイオミングの牧場へと逃げてきたシングルマザーのジーン。しかしアイナーは、最愛の息子の死の原因となったジーンを許すことが出来ず、決して心を開こうとしなかった。



雄大なワイオミングの自然を背景に、心に傷を抱えた人々の再生への道のりを綴っています。
クマが出てくる時点で観る気が失せたのですが、意外や意外に面白い映画です。
なんといっても、ワイオミングの自然がとても美しいです。
時間がゆっくりと流れていくような感じで、田舎ならではの人との繋がりだったりが癒されます。
ジイサンと、孫娘との心の距離が近づいていく様がとても良かったです。
ちょっと笑ってしまうシーンもあり、ゆっくりと観れる映画でした。
皆それぞれの心の傷を、許し、そして分かり合う、そんなストーリーです。
しかも、イケメン保安官役はジョシュ・ルーカスです!(決してタイプではないけれど・・)
ジャニロペもやっぱり可愛いし!ナチュラルでもバッチリでもやっぱり美人。
地味なようで最後まで観ちゃう作品でした。


おすすめ度 ★★★☆☆





2011年7月11日月曜日

Precious

2009年のアメリカ映画。サファイアによる小説“プッシュ”を映画化。
監督はリー・ダニエルズ
出演は、ガボレイ・シディベモニークポーラ・パットンなど。
ソーシャルワーカー役にあのマライア・キャリーが出演しています!
衝撃のスッピン風なので誰だか一瞬わからないです。
レニー・クラヴィッツもちょっと出演しています。相変わらずカッコイイです。



あらすじ
母親(モニーク)からは精神的にも肉体的にも虐待を受ける16歳の少女プレシャス(ガボレイ・シディベ)。悲惨な家庭環境に生きる彼女は、学校の先生や友達、ソーシャルワーカー(マライア・キャリー)らの助けを借り、最悪の状況から抜け出そうとするが……。



ハーレムが舞台の不幸な女の子のお話です。
アメリカの現代の社会に起きている問題がギッシリと入っている感じがします。
凄まじい家庭環境ですが、こうゆう出来事は珍しくない事なのだと思います。
これは現実を描いている映画です。
主人公のプレシャスは、最後までとてつもなく不幸です。(本当に酷い。。)
プレシャスはこんなに不幸の連鎖が起きても、前向きなのです。涙をこらえながら。
彼女の優しさや前向きさがとても心に響きます。
終わった後もつい彼女の幸せを願ってしまいました。
生きる為には歩きだすほか無い!
今の若者に是非みて欲しい作品。
プレシャスの服装が地味にオシャレで可愛いです。色の組み合わせがお上手。
プレシャス役のガボレイちゃん役にハマってます。母親役のモニークの演技も凄いです!!
いや~しかし、モニークの腋毛は凄かったっす。


おすすめ度 ★★★★☆

2011年7月10日日曜日

Vengo

2000年のスペイン映画。ジプシーの音楽映画です。
監督はトニー・ガトリフ
出演はアントニオ・カナーレスオレステス・ビリャサン・ロドリゲスなど。
フラメンコ界の頂点、アントニオ・カナーレスが演じる情熱のフラメンコ映画です。


あらすじ
スペイン、アンダルシア地方。年頃の一人娘ペパを亡くした悲しみを紛らわすために盛大なフラメンコパーティを開いたカコ。すぐそばには、彼を慕いフラメンコを心から愛する甥ディエゴがいた。が、ディエゴの命は復讐に燃えるカラバカ家によって狙われていた。カコの兄がカラバカ家の長男を殺し行方不明になっているためだった……。



この映画凄い!最初からかなりぶッ飛ばされました。
オープニングからフラメンコとアラブの音楽をおりまぜた、様々な楽器を使った今までに聴いた事のないような音楽のセッション。鳥肌ギッシリもんです。
白衣の踊り子が旋舞する踊りも謎めいていて美しいです。
とにかく、音楽のほうも凄く豪華な面々なようで・・・。
フラメンコ・ギター凄すぎます
最初から最後までたっぷりとフラメンコを聴かせてくれます。
日常に常に音楽やダンスが溢れていること。
全ての日常の音がフラメンコに繋がる。
内容がどうこうというより、音楽で表現されている部分が結構強いと思います。
何度みても素晴らしいと思う作品です。観れば観るほど内容も深く感じます。
音楽好きでしたら是非みて欲しいです。



おすすめ度 ★★★★★







Billy Elliot 【リトル・ダンサー】

2000年のイギリス映画。青春ドラマです。
監督はスティーヴン・ダルドリー。長編映画監督デビュー作品です。
出演はジェイミー・ベルジュリー・ウォーターズゲイリー・ルイスなど。
この映画の中でとても良いキャラを演じている主人公役ジェイミー・ベルですが、最近の彼の映像を見てビックリ!大人になってるう~(当たり前だけど・・)


あらすじ
1984年、イギリス北部の炭坑町。11歳のビリーは炭坑労働者のパパと兄トニー、おばあちゃんと暮らしていた。ある日、ビリーの通うボクシング教室のホールにバレエ教室が移ってきた。ふとしたことからレッスンに飛び入りしたビリーは、バレエに特別な開放感を覚えるのだった。教室の先生であるウィルキンソン夫人もビリーに特別な才能を見出した。それからというものビリーはバレエに夢中になるのだが……。



ダンスを題材としている映画ついつい見てしまいます。
男臭い生き方の家族の中に、当時は珍しい男性でバレエに目覚め、迷いながらも一生懸命その道に進んでいく様を描く少年のお話です。
結構出来すぎた話の感じなのですが、家族や先生、友人との描きが妙にリアルに感じて、最後まで楽しめた作品でした。
少年ビリーのダンスがヘタウマな感じなのが可愛くて・・・。
ついつい笑ってしまうダンスシーンがありました。
(先生と踊るシーンが個人的に好き)
涙が出る程に感動というわけではありませんでしたが、最後のシーンではグっとくるものがあります。
しかも最後大人になったバレエダンサーのビリーの役は当時ロイヤル・バレエ団のプリンシパルだったアダム・クーパーが演じています!AMP版の“白鳥の湖”です。
ちょい役ですがラストのジャンプ、とても美しいです。鳥肌でした!


おすすめ度 ★★★★☆

2011年7月6日水曜日

The Holiday 【ホリデイ】

2006年のアメリカ映画。ラブコメディです。
監督はナンシー・マイヤーズ。“恋愛適齢期”などの監督です。
出演は、キャメロン・ディアスジュード・ロウジャック・ブラックケイト・ウィンスレットなど。
豪華キャスト!
んもう、ジュード・ロウが格好良すぎ・・。女子にはたまらんです。



あらすじ
恋に破れた2人の女性同士が、家や車を交換する“ホーム・エクスチェンジ”を試み、人生を開花させていくラブストーリー。
ハリウッドの映画予告編製作会社の社長アマンダ(キャメロン・ディアス)と、ロンドン郊外に住む新聞記者のアイリス(ケイト・ウィンスレット)。クリスマス直前になってそれぞれ恋に破れた2人は、ネットを介して“ホーム・エクスチェンジ”をすることに。アマンダはロンドンに、アイリスはビバリーヒルズに旅立つが……。



女性がとても楽しめる映画だと思います。
恋愛に疲れた、恋愛に1歩踏み出せない方にお勧め。息抜きに良い、元気でます。
映像も美しく、観やすいです。
内容は結構ベタな感じなのですが、豪華キャストの好演と軽快なストーリーで面白かったです。
女性陣も美しくて可愛らしいです。
やっぱりジュード・ロウが素敵すぎる!観ていて思わず、「いやあ~ん!!」となってしまいそうな男前ぶり。ヨダレが出ます。セクシーすぎて鼻血。
(あ、もうこのへんでやめときます
ジャック・ブラックも良いキャラでとても素敵です。
そして監督が女性なんです。監督が女性なんて珍しいですよね。どうりで女心鷲掴みなのね。
ラブコメの中で好きな作品です。


おすすめ度 ★★★★☆





おすすめ度

2011年7月5日火曜日

A.I

2001年のアメリカ映画。未来版ピノキオ物語のSF映画。
監督はスティーヴン・スピルバーグ
出演はハーレイ・ジョエル・オスメントジュード・ロウフンランシス・オコナーなど。
元々はスタンリー・キューブリック監督の長年温めてきた企画だったのですが、キューブリック監督の死去の為、スピルバーグ監督が引き継いだようです。
この映画のジュード・ロウ大好きです。


あらすじ
近未来。人々の周りには彼らをサポートするために造られたロボットがあふれていた。外見は人間と変わらないロボットたちだが、唯一、感情だけが欠けていた。しかしある時、不治の病にかかった少年の代わりに夫婦に与えられた子供のロボットに、実験的に愛をプログラムする試みが初めて行われた。少年は夫婦の愛情に包まれ生活を送るのだったが……。




個人的にSFってあまり好きじゃないジャンルです。。
ロボット系の映画って観てもやっぱりか~とガッカリするのが多いのですが・・・。
結構好きです。おとぎ話チックで観やすかったです。
この映画は完全にロボットサイドで観てしまいました。人間の欲望や自分勝手さが滲み出た映画だと思いました。悲しい物語です。
ラストまでの道のりを楽しんで観ることができました。
納得のいかない部分や疑問に感じる場面は結構ありますが、まあそれはさておき。
主人公のデイビット役のハーレイ君の演技。彼、独特の雰囲気がありますよね。
そして、セックス・ロボット役のジュード・ロウの美しさ!動きや首をコキっとするのが好きです。
(本当にロボットみたいで。。私も欲しいわあ~!)
この映画をキューブリック監督がつくったとしたら・・と考えたら全く違う作品になったと思うので、観れなくて大変残念に思います。
苦手なSFでも楽しめました。


おすすめ度 ★★★★☆


スティーヴン・スピルバーグ監督の作品は前にも紹介しています。
キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
ターミナル

2011年7月4日月曜日

Backbeat 【バック・ビート】

1994年のイギリス映画。青春映画です。
監督はイアン・ソフトリー
出演はスティーブン・ドーフイアン・ハートシェリル・リーなど。
知らない人も多い?ビートルズの初期メンバーのお話です。



あらすじ
ビートルズ結成時にいた5人の中の一人、スチュアート・サトクリフの生涯を描いた作品。1960年、イギリスの港町リバプール。美術学校へ通う19歳のスチュアートは、同じ学校の親友ジョン・レノンと毎夜町へ繰り出しては、ケンカを起こすなどして過ごしていた。スチューには天才的な絵の才能があったが、ジョンは絵よりもロックに興味を持っていた。ある日、ジョンはスチューをバンドに誘う。始めは躊躇したがジョンに憧れを抱いていた彼はバンドに入る事を決意する……。





ずっと観たいな~と思っていたこの作品。やっと観ました。
21歳という若さで他界したスチュアート・サトクリフの生涯と、初期ビートルズを描いています。
スチューアートジョンとの友情や、恋や芸術。
とても切なく悲しいお話ですが実話にかなり近いみたいです。
ライブの音楽もカッコいいです。
ジョン・レノン役のイアン・ハートの演技にも注目であります。
ジョンが最後のシーンでラブ・ミー・テンダーを歌うところに涙が出ました。
ビートルズの知らない部分も見れてとてもよかったです。
ビートルズ、本当に凄いです。世代を超えて愛される忘れられないバンドですね!
(個人的に、ポール役が似ていて噴き出してしまいました。)




おすすめ度 ★★★☆☆

2011年7月2日土曜日

The Dinner Game 【奇人たちの晩餐会】

1998年のフランス映画。ブラックなコメディ映画です。
監督はフランシス・ヴェベール
この監督の主人公は、皆名前が“フランソワ・ピニョン”ですね。意味のある大切な名前なのでしょうか・・・?
出演はジャック・ヴィルレティエリー・レルミットなど。



あらすじ
出版業を営むブロシャンには密かな楽しみがあった。それはバカな人間を招待しては仲間で笑い物にするという晩餐会だ。今回はマッチ棒の工作が趣味という税務局勤めのピニョンという小男を見つけたのだが、当日ギックリ腰になり動けなくなったブロシャンはピニョンと二人きりになってしまうのだった……。



人情喜劇をやらせたらフランス随一といわれる監督ですが、これも面白い作品です。
好き嫌いが分かれそうな笑いどころです。
タイトルを観て、晩餐会でのストーリーなのかと思っていましたが、全然違いました。
短いコントが重なっていく展開で、こうゆう映画って斬新だな~と思います。展開も軽快です。
間の取り方や表情など本当に俳優さん達が上手です。主人公ピニョン役のジャック・ヴィルは凄いです!
主人公ピニョン、なんだか可愛らしい。けどバカすぎ・・・笑。
しかし、バカを集めて晩餐会で楽しむなんて非道っ。それで笑ってしまった私って・・。ゴホン。
日本語吹き替え晩も観ましたが、意外と嫌じゃなかったです!個人的には字幕版より良いかも。




おすすめ度 ★★★☆☆


フランシス・ヴェベール監督の作品は他にも前に紹介しています。

2011年6月29日水曜日

Liar Liar 【ライアー・ライアー】

1997年のアメリカ映画。コメディ映画です。
監督はトム・ジャドヤック。“ナッティ・プロフェッサー”などで有名な監督さんです。
出演は、ジム・キャリーモーラ・ティファニーなど。
ジム・キャリーのキャラが全開の映画です。



あらすじ
フレッチャーは一流の弁護士だが、それは得意な“嘘”のおかげ。どんな依頼でも、その口先で無罪を勝ち取ってしまうのだ。そんな彼は私生活でも、別れた妻に引き取られた息子マックスとの面会日をすっぽかす始末だった。ところが誕生日のパーティをすっぽかされたマックスが、パパが嘘をつきませんようにとお願いすると奇蹟が起きる。フレッチャーは絶対に嘘をつけないようになってしまったのだ。しかし彼には大事な裁判があって…。



ジム・キャリー出演の映画ってついつい観ちゃいます。
この映画でも、お得意の顔芸やコミカルな動きが炸裂しております。
良くも悪くも嘘だらけで生きている主人公が、1日だけ嘘がつけなくなるというストーリーなんだけれど、意外と今の社会に生きてる人にはよく気持ちがわかるのかも?!
ジム・キャリーワールドにひきこまれ、飛ばされるような勢いです。
元気の出ないときとか、こうゆう映画って良いです。
おバカ映画なんだけれど、心が和む映画です。
個人的に、会議室で本音を言いまくるシーンがツボで笑い過ぎて涙が出ました。


おすすめ度 ★★★☆☆


2011年6月27日月曜日

Flipped

2010年のアメリカ映画。日本未公開の初恋の青春ドラマです。
ウェンデリン・ヴァン・ドラーネンの小説を映画化。
監督は“スタンド・バイ・ミー”のロブ・ライナー
出演はマデリン・キャロルレベッカ・デモーネイペネロープ・アン・ミラーなど。



初恋がテーマのこの映画。
マデリン・キャロルちゃんが可愛い。美少女です。

Flippedのイベントの画像。映画の中ではもっと幼い感じですが。。これからに大女優になりそうな予感?!
男の子の気持ちと、女の子の気持ちが、シーンごとに切り替わりながら心情を展開していくストーリーです。
これを観てると、やっぱり女の子は大人だわね~と思いました。
わかりやすくて、とても観やすかったです。
時代が1960年代という設定のせいか、映像が地味な感じで波がないのでやや退屈に感じるかもしれません。でも今の時代にはない素朴な感じがして私は好きです。
“初恋”ってとうの昔で忘れてしまったけれど、観ていて昔の自分を少し思い出してしまいました。
最近の映画って感じがしない、心温まる映画です。

 

おすすめ度 ★★★☆☆

2011年6月26日日曜日

Birth 【記憶の棘】

2004年のアメリカ映画。
監督はジョナサン・グレイザー
出演はニコール・キッドマンキャメロン・ブライトダニー・ヒューストンなど。
サスペンス・ラブとかいてありましたが、、私は深いラブストーリーと感じました。



あらすじ
10年前に夫のショーンを心臓発作で失った未亡人アナ(ニコール・キッドマン)は、長年自分を思い続けてくれたジョゼフ(ダニー・ヒューストン)と再婚することを決意する。しかし、そんな彼女の前に見知らぬ10歳の少年(キャメロン・ブライト)が現れ、「僕はショーン。君の夫だ」と名乗る。



 
ニコール・キッドマンのショートヘアーが印象的で、美しいです。美人はどんな髪にしても素敵ですね。
この映画は、言葉は多く語らず、表情と音楽で気持ちを表すシーンが多いです。
展開がかなりわかりずらいですが、ラブストーリーとしては深い作品なのかなと思います。
でも自分も同じ状況になったら・・・とつい考えてしまいました。
主人公の未亡人“アナ”の気持ちの動きが、女性として良くわかり、切ないです。
少年は結局謎のまま終わりますが、観た人が感じるままにという感じでなのでしょうけど、これまた色んな意見が分かれそうなラストですね。
サスペンスとして観るにはちょっと違うかなって感じです。
ストーリーに入り込めず、私の理解力不足の為、おすすめ度は控えめで。


おすすめ度 ★★☆☆☆

2011年6月25日土曜日

Tangled 【塔の上のラプンツェル】

2010年の3Dアニメ映画。グリム童話の“髪長姫”を映画化。
監督はイサン・グレノという方。【ボルト】もこの方です。
声優はマンディ・ムーア、ザカリー・リーバイロン・パールマンなど。
ディズニー・クラシックス第50作目だそうです。
最近のアニメーションは本当に映像が綺麗です!


あらすじ
逃亡中の盗賊フリン・ライダーは、山奥の谷にそびえ立つ高い塔を見つける。好奇心から塔に入ったフリンは、髪が驚くほど長い不思議な少女ラプンツェルと出会う。彼女は18年間、塔の中だけで生活してきたがフリンとともに外の世界へ冒険の旅に出ることになる。



評判がとてもよかったので。期待して観ました。
ストーリーはディズニーお得意のプリンセスストーリー。女子は大好きな感じです。
とにかく映像が本当に素晴らしいです。ため息ものです。さすがディズニー!
得意のミュージカル仕立てで楽しめました。音楽も素敵ですよ~。(私が観たのは原語版です)
ディズニーの作品ってなんか安心して観れます。
ラストもやっぱりハッピーエンドで、癒されます。
子供も大人も楽しめる作品です!
もう1度観たいなーとは、今のところ思いませんが良い作品だと思います。
映像は本当に素晴らしいんですが、この童話が個人的にあまり好きじゃないのでおすすめ度は低めで・・あと主人公のラプンツェルがあまり可愛くなかった。。偉そうにすんません。ゴホン。


おすすめ度 ★★★☆☆

Remember The Titans 【タイタンズを忘れない】

2000年のアメリカ映画。実話を元にした作品です。
監督はボーズ・イェーキン。ヒューマンドラマです。
出演はデンゼル・ワシントンウィル・パットンウッド・ハリスなど。
個人的にデンゼル・ワシントンが大好きです。そしてこの映画、ディズニーなんですね。




あらすじ
1970年代初頭、まだ人種差別が大きな問題となっていたアメリカで実際にあったエピソードを基にしたスポーツ・ヒューマン・ドラマ。1971年、バージニア州。とある町で白人の高校と黒人の高校が統合されることになる。その結果、両校にそれぞれあったフットボール・チームも1つに統合されることとなった。人種差別が根強い地元住民が反発するなか、アメリカ初の人種混成チームが誕生、さまざまな苦難を乗り越え、チームはひとつにまとまっていく……。




この映画は、素直に観てもらいたい映画です。
これがフィクションなら、出来すぎだ話と思ってしまうけど実話に基づいた話であるから感動的。
アメリカが抱えていた、人種差別という壁。
過去の憎しみや、偏見でなかなか分かりあえないでいますが、だんだんと距離は縮まり美しい友情へと変わっていきます。
音楽もこれまた私が大好きなMarvin Gaye & Tammi TerrelllAin't No Mountain High Enoughが使われております。
この映画でもすごく良いシーンで使われているので心がギュっとしました。本当に良い歌ですよね!
人種差別をテーマにした映画だけど、最後まで嫌みがないのですっきりと観れます。
素直に良い映画と思います。

当時は差別が本当にひどかったようですが、アメリカでの人種差別はまだ完全に無くなってはいないし、アメリカだけでなく他の国でもいえることですよね。差別にも深く歴史があるのだろうけど、憎しみはいずれ消えるものだと信じたいです。ハイ。





おすすめ度 ★★★★☆



Serial Mom 【シリアル・ママ】

1994年のアメリカ映画。監督はジョン・ウォーターズ
出演はキャスリーン・ターナーサム・ウォーターストンなど。
皮肉たっぷりのブラック・コメディ。不快に思う方も多いと思います。キ●ガイ映画。

あらすじ
日常の道徳的に正しくない行為をした人間を惨殺しまくる連続殺人主婦。アメリカのどこにでもありそうな郊外の閑静な住宅街。そこに暮らすビバリーは、歯科医の夫と二人の子供を持つ、心優しい理想的な主婦。しかし、ゴミを分別しない、レンタルビデオを巻き戻さずに返却するといった人の道に反する人間は許すわけにはいかない……。



この映画、意外と面白かったです。
連続殺人者役がキャスリーン・ターナーってところがまたピッタリなのです。
理想的な幸せ家族。
だけど、とにかく間違っている事がどうしても許せないママ。
世の中腹の立つことばかり。もうママ、キレちゃいます!
ひたすら明るい正義の連続殺人鬼です。
笑えないんだけど、笑っちゃいました。
(真面目な方は絶対観ないでください)
もうハチャメチャな展開です。でもある意味、痛快な映画。
この映画を観てから、ちょっとの事でイライラしたりするのを気をつけようと思いました笑。
変なバカ映画が観たい人にはどうぞ。



おすすめ度 ★★★☆☆






 

Carrie 【キャリー】

1976年のアメリカ映画。スティーヴン・キングの同名小説を映画化。青春ホラーです。
監督は、ブライアン・デ・パルマ
出演はシシー・スペイセクバイパー・ローリーなど。
ジョン・トラヴォルタも地味に出てるんですよね。この映画で本格デビューしています。



あらすじ
超能力少女を描いたS・キングのベストセラーを映画化。友人からも嫌われ、母親からも疎まれている、さえない容姿の女子高生キャリー。だが彼女には怒りを引き金として念動力を発揮する力があった。プロムの夜、悪質ないたずらとも知らずクィーンに選ばれたキャリーの頭上に、ブタの血が降り注ぐとき、惨劇が幕を開けた……。



これまた古いけど、1970年代の映画とは思えない映画。
主人公のキャリー役、シシー・スペイセクは当時26歳だったみたいなのですが、見事に高校生の“キャリー”を演じております。
あの独特なキャリーの雰囲気、気味の悪さや表情が凄い。
この映画は昔1度みて最近もう1度見直したのですが、内容が意外と深い映画だなと思います。
宗教に狂う母親、いじめ・・。
夢のような気分を味わうものの、キャリーはどん底に突き落とされる。
希望と絶望とはこの事かと。
後半の超能力のシーンは印象に残るインパクトで、映像も凄いなーと思います。
そして一緒にプロムに行く男の子トミー役、ウィリアム・カットがきゃなりハンサム。(今はその面影すらないオッサンです)
ホラー映画なんだけれど、心情が良く描かれていている映画だと思います。
いじめは断固として反対です。



おすすめ度 ★★★★☆

2011年6月23日木曜日

Soul Men

2008年のアメリカ映画。日本未公開。
監督はマルコム・D・リーです。コメディです。
出演はサミュエル・L・ジャクソンバーニー・マック
この映画の撮影中にバーニー・マックさんは突然お亡くなりになっています。
オーシャンズ11やチャーリーズエンジェルなど多くの有名映画で活躍されていた俳優さんです。
そして、歌手のアイザック・ヘイズさんも本人役で少しだけ登場していますが同時期にお亡くなりになっています。大変残念です。



あらすじ
往年の人気3人組バンドのひとりが亡くなったため、その追悼コンサートへ大陸横断の旅に出ることとなった元メンバー中年2人のドタバタ珍道中を描いた音楽コメディ。



私はソウルが大好きなので、この映画を観て凄く楽しめました。
シモネタ多めの笑えるパワフルなドタバタブラックムービーです。
音楽好きならきっと楽しめる映画だと思います。
クライマックスのライブでは、息ぴったりの歌声で華麗なステップを魅せています。
かっこいいです。本当に芸達者な二人です。
映画を観た後のエンドロールで訃報を知ったので、大変ショックでした。
エンディングはjackson5のカバー曲、アイザック・ヘイズが歌うNever can say good bye
本当に、この曲がぴったりです。






おすすめ度 ★★★☆☆