2011年8月15日月曜日

Menace II Society 【ポケットいっぱいの涙】

1993年のアメリカ映画。
監督はヒューズ兄弟。双子の兄弟です。
出演はタイリン・ターナーラレンズ・テイトなど。
ウィル・スミスの奥さんジェイダ・ピンケットや、サミュエル・L・ジャクソンなども助演しています。
当時監督は弱冠二十歳での映画づくり。
アフロアメリカンの監督は若くして監督になることは珍しくないそう。




あらすじ
麻薬取り引きのトラブルで父親を亡くし、ドラッグの過剰摂取で母親を亡くしたケインは、ワッツ地区の祖父母のもとで育てられた。“殺られたら殺りかえす”という、日常的に人の死に直面せざるを得ない環境で18歳までなんとか生き延びてきた彼だったが、友人の殺人現場に居合わせた事から、次第に悲劇に巻き込まれてゆく……。




邦題がなぜ【ポケットいっぱいの涙】なんだろう。映画の中身とタイトルが全然しっくりこないです。。。
ブラックムービーといえば、これは観なくちゃね・・・。
ラッパーなどがこういったアメリカの黒人社会での生活を生き抜き、メッセージを発信したりしていますが、これもその一つだと思います。
舞台は暴動でも有名になったLAのワッツ地区。
残虐な暴力シーンが多い映画ですが、ただそれだけではなく心に残るメッセージ性も強く感じる映画です。
アフロアメリカンコミュニティーの現実を色濃く描いています。
“殺し”という事が、頻繁に起きている日常の中でそれが生きていく為には当たり前の手段となってしまう。
スラムの生活がとてもよく見えます。
音楽もかっこ良いので、サントラもお勧め。
まだ観ていない人は観て欲しい映画です。




おすすめ度 ★★★★☆


 


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