2011年8月3日水曜日

素粒子

2006年のドイツ映画。ミシェル・ウェルベックの同名小説を映画化。
監督はオスカー・レーラー。
出演はモーリッツ・ブライブトロイクリスティアン・ウルメンフランカ・ポテンテマルティナ・ゲデックなど。
小説も読んでみたいな~と思う映画でした。



あらすじ
親の愛を知らずに育ち、正反対な人生を歩んできた異父兄弟が辿る皮肉な運命を、過激な性描写を盛り込み痛烈に描き出す。20世紀末のドイツ。異父兄弟のブルーノとミヒャエルは、性に奔放な母に養育を放棄され、正反対の人間に成長していく。国語教師となった兄ブルーノは、妻子がありながら性的衝動を抑えられず女性を求めて彷徨い続ける。一方、弟ミヒャエルは女性に関心を持てぬまま学究に没頭する。やがてそんな2人に転機が訪れ、それぞれに本当の愛に巡りあうのだが…。




邦題が“素粒子”というしっくりこないタイトルなのであまり観る気がしなかったのですが。
内容が深いのだかなんだかわからなかったです。
兄役のモーリッツ・ブライブトロイの変態な演技がとてもつもなくリアルでした。
本当に演技派な俳優さんだな~と思いました。
70年代の正反対な異母兄弟の全く違う愛、性に対して描いている物語です。
うーん。この異母兄弟ふたりがほんとにキモイのです。失礼。
ややアブノーマルなシーンが多いですが、笑える所もあり展開が読めず・・です。
(笑えないかも?私は笑ってしまいましたが。。。)
ラスト、兄弟は愛に辿り着きます。
二人とも悲しくもハッピーエンドに終わる結末なのですが・・。
月並みなハッピーエンドじゃないところがまた良いです。
他人がどう思われようと自分が幸せに生涯が終われるなら本望。
しかし、海でのラストシーンはあんな向きに座っているのだろうか?
突っ込みどころが多い映画ですな。




おすすめ度 ★★★★☆

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