2011年8月4日木曜日

髪結いの亭主

1990年のフランス映画。
監督はパトリス・ルコント
出演は、ジャン・ロシュフォールアンナ・ガリエナなど。
82分と短めなシンプルで濃いラブストーリーです。



あらすじ
ある日、美しき髪結いマチルド(アンナ・ガリエナ)のいる理髪店にふと立ち寄ったアントワーヌ(ジャン・ロシュフォール)は、マチルドに唐突にプロポーズする。そして、マチルドとアントワーヌは結婚する。少年時代からの夢をかなえたアントワーヌは、マチルドのそばで濃密な日々を送るようになる。




フランスの映画は、愛の表現が素晴らしいのが多いですね。
穏やかな色あいで、風景などとても美しい映像です。
シュールで官能的な作品です。
アラブ民族のような音楽も良いです。
主人公のジャン・ロシュフォールの純粋な演技。彼の踊りは必見です。
(思わず笑ってしまうダンスです!!)
そして女性理容師を演じるアンナ・ガリエナは美しく、息を飲むような妖艶さで、色気が半端じゃないです。
ストーリーとしては、この映画はずばり“”です。
二人の愛はとてつもなく深い。
誰も、何も、いらない。二人だけの世界。
愛しすぎて、愛を失う恐怖に変わって・・・。
彼女なりの愛の決断はとても衝撃的。
愛情に満ち溢れた幸せの絶頂のまま、時間を止める方法。
それほどの愛情を、彼女は感じていたのでしょうね
もう究極の愛情ですね。観終わったあとジワジワと考えさせられました。
オンナとして、人間として、共感出来る部分もあり、憧れる部分もあり。
悲しくも美しい愛の世界です。



おすすめ度 ★★★★☆

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