1975年のアメリカ映画。1962年に発表されたケン・キージーのベストセラー小説を映画化。
監督はミロス・フォアマン。
出演はジャック・ニコルソン、ルイーズ・フレッチャーなど。
ジャンルわけするのが難しいですが。社会派ドラマという事でヒューマンに分類します。
あらすじ
刑務所の強制労働から逃れるため精神異常を装ってオレゴン州立精神病院に入ったマクマーフィは、そこで行われている管理体制に反発を感じる。彼は絶対権力を誇る婦長ラチェッドと対立しながら、入院患者たちの中に生きる気力を与えていくが……。
この映画、心に重くのしかかる衝撃の映画でした。
邦題が意味不明だったので、観る気がしなかったのですが、本当こんな名作早く観とけばよかったワイ!と思う作品です。
この時代の背景が皮肉ながらも描かれていると思います。
様々なキャラクターが色濃く描かれており、婦長役のルイーズ・フィッチャーの微妙な表情など本当に圧巻です。もちろんマクマーフィ役は彼しか出来ない役だと思います。
舞台は精神病院。
ジャック・ニコルソン演じるマクマーフィの行動は痛快で、観ていて楽しくなるような爽快感でした。
患者達に、少しの生きる希望を与えたマクマーフィだが、病院へ抵抗していく事で、結果的には本格的な治療をされていく。
正常、異常とは何か?
人間ひとりひとりの尊厳とは何か?
今一度、疑問が頭の中に渦巻きます。
最後のシーンはとてつもなく衝撃で、頭にこびりつています。
こんな出来事が実際にあった時代があると思うと本当に恐ろしいです。
今の時代に観ても素晴らしすぎる、本当に名作の中の名作だと思います。
おすすめ度 ★★★★★
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